うつ症状、抑うつを治しました

うつ病になり、抑うつをはじめとしたうつ症状に悩んだ男が、うつ症状を治した方法を公開します。

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うつ病を受け入れるということ

うつ病になってしまうと、活力を失うというのでしょうか、ありとあらゆるものに対して関心を持てなくなります。それが、大好きでたまらなかったものに対しても同じように熱意を失ってしまいます。
熱意を失うと言う表現をしましたが、全ての景色が灰色になるような感じと言ってもいいと思います。それまでの自分と大きくかけ離れてしまった自分が何故かここにいる。
どうして、自分はこんな状態になっているのだろうという疑問に対して、自分も応えることはできない。もちろん誰かに答えを教えてもらうこともできない。置かれている状況を理解するということですら、うつ病患者には難しいのです。なぜなら、頭で描いているうつ病になる前の自分と、現在の自分が想像を絶するほどに違ってしまっているからなのです。
よく、うつ病患者の方が自分がうつになっていることを理解できず、治療を受けようとしないと聞きますが、当事者としては容認できるレベルの違いではなくなっているのです。
私は、うつ病に罹ってしまった時に、天地がひっくり返るほどの変化を受け止めた言っても過言ではない状況だったことを思い出します。
多くのうつ病に苦しむ患者の皆さんも同じような気持ちになっているのかもしれません。

うつ病患者の思い

うつ病患者にとって、一番理解して欲しい家族からの思わぬプレッシャーが回復の妨げになることがあるとお話しました。うつ病に苦しむ私達にとって、見守ってくれている家族や、友人、同僚といった人たちがどれだけ自分に対して注いでくれている愛情の暖かさをきちんと理解しています。ただし、受けた愛情に対して、すぐさまお返しができないと言うジレンマを感じることがあります。どうしても、治療期間が長くなるにつれ、なるべく早くもとの状態に戻したい、戻りたい。みんなの期待に応えたいという思いは強くなり、それが焦りにつながっていきます。
ここで注意しておきたいのは、そういった皆さんの期待に応えたくて無理をしてしまうということがあるという事実があることです。私自身も、少しでも回復傾向にあることを証明したいという気持ちから元気であることを装うと言うことをしました。
よく、病は気からという言葉がありますが、これと同じように、気持ちの持ちようで少しだけ体調が回復したようになることがあるのですが、残念なことにうつ病に罹っていると、元気でいられる時間は非常に短いものとなるのです。
うつ病で休職をしているという方がお近くにおられる場合は特に注意して欲しいのですが、金銭的な問題からも早く仕事に復帰したいという気持ちが強くなって、復職を願い出ることが必ずあります。その際に、その復調振りが少なくても2ヶ月くらい続いているかどうかを確認してください。
もし、急激に体調が良くなっていることをアピールしているとしたら、無理をして元気になっていると装っている可能性があるかも知れません。

うつ病治療のすすめ

うつ病に罹ってしまった方の内で、どのくらいの方が適切なうつ病治療を受けていると思いますか。うつ病の最先端を行っているといわれるアメリカやイギリスでの調査で、その実数が判明していますが、驚くことに、10%という数字が出ています。
ほとんどの方は、うつ病になり、抑うつに苦しみながらも治療さえ受けていないというのです。最近の調査では、一生涯にうつ病に罹る人は人口の20%にも及ぶといわれる程、多くの方がうつ病という病気に侵されてしまうのにもかかわらず、うつ病に対する認知度は低いままで推移しています。この状況が何を意味するのか考えてみると、うつ病という病気への偏見が、うつ病に罹り、抑うつに苦しんでいる方自身にもあり、うつ病であることを認めようとしないことが考えられます。
うつ病から立ち直った者として、適切な治療を受け、うつ病を完治させることで、人生が一変するということをきちんと発信し、うつ病への偏見をなくしていくことが必要なのでしょう。
うつ病は、なるべく早い段階で適切な治療を開始し、あせらずにゆっくりと治療をしていくことが理想的なのです。もちろん、患者さんの置かれている状況によって、理想的な治療が開始できるということはほとんどないというのが実情だと思います。しかし、どんな病気でも、早く治療を開始することは完治に向けての必須条件でしょう。偏見を捨て、少しでも早い治療を始めましょう。

うつ病を知る

うつ病と言っても、うつ病には多くの種類があることをご存知だと思います。いきなり多くの種類のうつ病があると言っても混乱を招いてしまうかもしれませんので、大分類とされる、単極型うつ病か、双極型うつ病で分類しましょう。
単極型のうつ病というのは、うつ状態のみが起こるタイプで、双極型うつ病は、うつ状態と、躁状態が起こるタイプです。私は、単極型のうつ病でしたから、躁状態を経験していませんが、躁状態と言うのは、うつ病の抑うつ状態とは全くの逆で、気分爽快、ハイテンション、気力の充実した状態なのだそうで、普段よりも活発になり、自己主張が強くなっていきます。対人関係でトラブルを起こしやすいという危険もはらんでいます。
単極型うつ病なのか、双極型うつ病なのかをお話しているのは、実は、治療方法が異なるのです。双極型うつ病の患者に単極型うつ病治療のための抗うつ剤を使うと、気分の浮き沈みが抗うつ剤の投与前よりも大きくなり、逆にうつ病が深刻化してしまうと言われています。ですから、単極型うつ病なのか、双極型うつ病なのかを見分けることが非常に重要なことになります。

うつ病の抑うつ症状を改善する

うつ病になると、食欲の減退が起きるということはお話しましたが、当然のことながら、食欲の減退に伴って体重の減少が発生します。私自身も、10s程の体重減を経験しました。体重減ににより、それまでの体型と大きく変わってしまいます。顔のはり、艶も無くなり、抑うつ症状によって気力が低下し、疲れている顔が更に弱々しく見えてくることもあるでしょう。実は、脳内のセロトニンの不足により引き起こされると言われているうつ病が、身体症状として引き起こしている体重減少なのですが、大きく体重が減っている時には、体中の水分も減少し、脱水症状となっています。問題なのは、この脱水症状で一番の被害者になるのは脳なのです。脱水症状になると、うつ病が更に悪化、抑うつ気分ますます強くなってくるのです。うつ病という病気が更にうつ病を悪化させるという悪い流れに入り込んでしまうのです。ですから、うつ病になってしまった方は、なるべく水分(できればスポーツドリンクのようなもの)を採るようにしてください。単純な対応のように見えますが、うつ病の症状である抑うつが軽減したという報告が数多くあるのは事実です。

うつ病による消化器症状

うつ病の症状として、食欲の減退が現れます。うつ病と診断された方の90%以上に食欲減退が見られるといいます。食欲減退を訴えるうつ病患者さんに対して、実は違った診断が下される事があります。それが、自律神経失調症、胃腸神経症といった病名なのです。よく、うつ病、抑うつ症状と近い区分けに、自律神経失調症という言葉が出てきますが、この病気には注意をして欲しいのです。なぜなら、自律神経失調症という病名は存在しません。どんな医学書を見ても出てくることは無いのです。なぜなら、自律神経の調子がおかしくなっている状態を現す言葉で、病名ではないからです。私の知人にも自律神経失調症という診断を受けた方がいますが、抑うつと、睡眠障害に悩んでいました。処方されている薬を拝見したところ、睡眠薬と胃腸薬を複数お持ちでした。明らかに、抑うつ症状が出ており、うつ病の可能性が高いと思われていたのですが、抗うつ剤はまったく処方されておらず、これらの薬を1年以上飲んでも、一向に抑うつ症状は治まらなかったようですが、違った治療法をとられている医師を紹介したところ、うつ病という明確な診断を受け、現在治療を続けていますが、かなり抑うつ症状は治まってきているようです。うつ病が原因となる食欲不振、胃腸の不快感には、対症療法としては胃腸薬や、食欲増進剤も必要でしょうが、根本治癒を考えた場合は抗うつ剤の投与による治療が必用だと考えます。

うつ病の睡眠障害から逃れるために

人間は疲れてくると、睡魔が襲う。これが当たり前なのでしょうが、うつ病になると、この当たり前の生理現象が起こらなくなります。眠れないことがどれだけ辛いか。たぶん、睡眠障害に陥ってみないと本当の苦しみは理解できないでしょう。では、この睡眠障害が何故起こるのでしょうか。レム睡眠という言葉を聴いたことがおありでしょう。レム睡眠というのは、夢を見ている時間といってもいいと思いますが、うつ病になるとレム睡眠の時間が長くなると言われています。必然的にノンレム睡眠が短くなるのは言うまでもないですね。レム睡眠は、脳は覚醒しているのと同じような感じで深い眠りにはなりません。ですから、うつ病の方は、眠っているようで眠れていない現象が発生しているのです。私自身も、3時間の睡眠の後に目覚め、睡眠障害と戦いながら朝を待つという時間をすごしてきました。睡眠障害が体力を奪い、更に抑うつ感情を高めてくる原因ともなってくるのです。こうなると、医師も、うつ病患者も睡眠薬を使用するという判断に至ることが多いでしょう。しかし、うつ病による不眠に対して、睡眠薬を長い間投与しても不眠を解消することは出来ないでしょう。根本治癒が行われていないからです。私は、うつ病による、抑うつ、睡眠障害に苦しみながらも、睡眠薬を使用する治療を望みませんでした。私は、SSRIと呼ばれる抗うつ剤を服用することで不眠の苦しみを和らげる治療を続けました。服用から2ヶ月ほど経った頃には、不眠の苦しみから脱することに成功しました。

仮面うつ病

うつ病になると、抑うつに代表されるような精神症状と併せて、何かしらの身体症状が出てきます。ですが、この身体症状が曲者で、うつ病に伴う身体症状であるのにもかかわらず、普段の日常生活の中で当たり前に起こることと同じ症状であるために見落とされることが多いのです。たとえば、寝つきが悪い、途中で覚醒してしまう、食欲が無くなったといったうつ病の特徴の症状でありながらも、単純な体調の悪さによるものと勘違いをされてしまうのです。この現象の後に、だんだんと活動する気力がなくなってきます。普段は当たり前にできたこともできなくなる。極端な例ですが、新聞が読めなくなることがあるでしょう。ここには集中力の低下という因子も絡んでいるのです。仕事をしようと思っても、まったく効率が上がらない。考えがまとまらない。私もこういった症状に悩まされました。うつ病で怖いのは、こういった諸症状が出始めると、考えがどんどんネガティブになっていくということです。気がつくと、将来への不安が頭の中を席巻しているのです。こういった身体症状は、うつ病の象徴的な抑うつ気分が前面に出てこない中で現れます。こういう状態を、仮面うつ病と呼ぶのです。自律神経に対しての異常が出ているのが仮面うつ病の特徴と言えるでしょう。

うつ病がもたらす抑うつ気分

うつ病の症状として抑うつが現れます。
基本としては、気の沈みと言うことになるのですが、憂うつ、重苦しい、気がめいる、どうして他人は楽しそうなのだろう。そんなことを考えることが抑うつ状態なのです。自分の中でこういった抑うつを押さえ込もうとするのですが、それもだんだんと難しくなるでしょう。自分が気づかなくとも顔つきや態度の変化で徐々に周囲に気づかれるでしょう。
そんな中で、抑うつが自尊心を失わせてくるのです。過去のことが異様に気になる。後悔を伴って。とにかく自分のことを責める。いわゆる自責念慮というものですが、どうにも自分が悪い、申し訳ないという思いが駆け巡ります。本当は、何の罪もないはずなのにこういう思いに陥ります。これを抑うつと呼ぶのですが、厄介なのはこの自責念慮が自殺念慮に変化してしまうことです。早い段階で、抑うつ症状を確認できたなら早急な対応が必要となるのです。とにかく、抑うつは自分の存在自体に対してまで嫌悪感を与えてくるのです。うつ病のもたらす抑うつが巨大な力を持ち出す前のリペアが重要だということを理解いただきたいのです。

抑うつ、うつ病が慢性化するのは

うつ病は治ります。一部長期にわたって軽い不調が続く場合があります。抑うつ気分が続いてしまうということ。なぜそうなるのかと言うと、中途半端な治療、休養、服用などがある場合に起きることがあるのです。うつ病の原因はそれぞれ異なりますが、どうしてもパートナーの存在が大きいのは間違いがありません。支配的、高圧的、干渉的、批判的などの傾向がある場合、抑うつの感情が長引く可能性が高まると言われています。頑張れと励ますなどと言う行為は最も危険です。かといって、あまりにも大事にしすぎるということも良くない。うつ病と言うのは、非常にナーバスなものなのは間違いありませんが、最初に申し上げたように、うつ病、抑うつ感情は改善されます。ただ、それが時間を要する場合があるということも忘れないでいただきたい。徐々にうつ病が改善してくると、既に、元の状態に戻っていると勘違いをしてしまいます。要求水準がたかくなっているのです。うつ病と、うつ病がもたらす抑うつ感情からの脱出には慣らしが必要です。よく言われることでしょうが、うつ病からの回復時には、本業以外の、趣味的なものから取り掛かるのがベストです。私の場合は、ブログの構築から始めたものです。とにかく、抑うつから快方してきた際には何でもかんでも出来るわけではありません。できるものから取り掛かり、それを褒めていく。そんな気持ちで取り組むことが、うつ病、抑うつからの完全な回復につながっていきます。