うつ病になってしまうと、活力を失うというのでしょうか、ありとあらゆるものに対して関心を持てなくなります。それが、大好きでたまらなかったものに対しても同じように熱意を失ってしまいます。
熱意を失うと言う表現をしましたが、全ての景色が灰色になるような感じと言ってもいいと思います。それまでの自分と大きくかけ離れてしまった自分が何故かここにいる。
どうして、自分はこんな状態になっているのだろうという疑問に対して、自分も応えることはできない。もちろん誰かに答えを教えてもらうこともできない。置かれている状況を理解するということですら、うつ病患者には難しいのです。なぜなら、頭で描いているうつ病になる前の自分と、現在の自分が想像を絶するほどに違ってしまっているからなのです。
よく、うつ病患者の方が自分がうつになっていることを理解できず、治療を受けようとしないと聞きますが、当事者としては容認できるレベルの違いではなくなっているのです。
私は、うつ病に罹ってしまった時に、天地がひっくり返るほどの変化を受け止めた言っても過言ではない状況だったことを思い出します。
多くのうつ病に苦しむ患者の皆さんも同じような気持ちになっているのかもしれません。